新年度になって、新人さんが就職されたところも多いと思います。
そんな中新人教育が年々、重要度を増しています。
良く言えば多様性の時代に合った人材が多くなったとも言えますが
一方でどう接していいか分からないこともすごい多いですよね。
そんな新人教育を任されたあなたはとても責任を感じませんか。
人に教えるって本当に難しいことですし、教えられることはあっても
いざ教える立場になると、どう伝えていいか分からずに頭の中が真っ白になります。
一生懸命伝えるけど、説明が下手で伝わりにくい。
下手なことを教えて新人さんが不思議な行動に出たら
「誰がこんなこと教えたんだ!」と先輩や上司に怒られる。
「なんで私が・・」とストレスがたまるばかり。
もし、こういう経験しているあなたにぜひ読んでいただきたいと思います。
それではまいりましょう。
新人教育がしんどい。さらに上手に伝わらない
どのように説明していいか分からず、まとまらずに伝えてしまうことでなかなか新人さんが理解できていないときによく陥ります。
新人教育の実際は、新人さんにつきっきりで指導するということは少なく、自分の仕事もしながら同時並行的に伝えていくことが多いですよね。
そのため、忙しい仕事の合間に伝えることがまとまっていないと、伝えたいことが上手に伝わらずに「なんで分かってくれないんだ。。」と悶々とした気持ちになりやすいです。
気持ちに余裕がなくなるとよく陥るパターンです。
新人教育は疲れるし、ストレスがたまる
新人教育は疲れるし、ストレスがたまります。
この感覚は新人教育を任された人なら誰もが一度は感じると思います。
特に多様性が重要視されている現代は少しの前の価値観は通用しないことが多いので、「そんなことする!?」「そんなことを言う!?」なんてことはよくあることかなと思います。
名言にもあるように
「人は変えられない。ただ、自分は変えられる。」
この理論でいくと、人を変えることなんてできないし、それならもうやらないほうがいいと感じてしまうかもしれません。
新人教育にうんざりしている
新人教育にストレスを感じてくると、究極的には新人教育にうんざりしてきます。
どこまで教えていいか分からなくなるし、どこまで理解できているのかも分からない。
同じことで何度も失敗するので、怒りたくなるけどパワハラだと言われるのではないかと思うと、言いたいことも言えなくなる。
何を言って良くて、何を言ったらパワハラなのか。
それすらもよく分からずどんどんストレスがたまって、新人さんとコミュニケーションをとるのが億劫になっていく。
こうなってくると、もう新人教育どころではないですよね。
新人教育で上手に伝えることができなくて、疲れるし、ストレスがたまるし、究極的にはうんざりしてきます。
その中で新人教育のコツとして3つのポイントに分けてお伝えします。
新人教育のコツ
2,新人教育はOJT
3,適度な距離を保ち、課題を分ける
この3つです。順番に説明していきますね。
目的と方法を具体的に伝える
説明が上手にできないなと感じたら、具体的な方法とその目的を伝えてあげましょう。
例えばですが、
「この資料を20部コピーして中に書いてある特記事項の部分に蛍光ペンでラインを引いて資料を半分に折って机においといてください。」
など具体的に方法を伝えます。
そのあとでこの資料をコピーしたことととか蛍光ペンでラインを引くことや半分に折ることの意味というか目的を伝えるようにします。
新人さんは、自分は何をしたらいいかが分かれば、すぐに動きます。
ゲームで言えば、クエストクリアみたいなイメージで伝えると理解しやすいかもしれませんね。
そして、その仕事の目的について伝えていく。
具体的な方法を伝えて目的もセットで伝えると動きやすくなりますね。
新人教育はOJT
新人教育はOJTで行うのが良いと言われています。
OJTって聞いたことがありますか。
OJT(On the Job Training)の略で口で伝えるだけではなくて一緒にその仕事を行い、その中で指導し、知識や技術を身に着けてもらう教育法です。
最初に方法と目的を伝えると言いましたが、これらを伝えた上で実際に一緒にその仕事を行います。
一緒に行うので失敗も少なく、新人さんも「あ、こうやるんだ。思ってたのと違う。」と気付きがあります。
時間は要しますが、口で伝えるのより実際に一緒に取り組んだほうが分かりやすいし理解も進みます。
方法を伝え、その目的を知り、実際に行う。
OJTは山本五十六の名言が原点ではないかと個人的に感じています。
引用させていただくと
「やってみせ 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば人は動かじ」
「話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず」
「やっている姿を 感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず」
昔は、先輩の背中を見て学ぶというのがありましたが、今の新人さんたちに「背中を見て覚えて」というと「背中、大きいですね。」みたいなことになります。
適度な距離を保ち、課題を分ける
新人教育のコツとしてとても重要です。
どうしても新人教育していると心理的距離も近くなりますし、本来は相手の課題であることなのに、自分の課題のように感じてしまいやすくなります。
課題の分離はあの有名なアドラー心理学で言われていますよね。
あるいは課題の分離が上手にできておらず、自分の課題のように感じているのかもしれません。
何でも適度な距離が重要ですね。近すぎず離れすぎずです。
まとめ
新人教育が下手で上手に伝えることができないという人に向けて書いてきましたがいかがだったでしょうか。
1,目的と方法を具体的に伝える
2,新人教育はOJT
3,適度な距離を保ち、課題を分ける
この3つです。新人教育はしんどいかもしれませんが、新人は誰でも最初は新人です。昔も今も「今の若い人は・・」って言ってきてるし言われています。
あなたも私も最初は新人だったわけで自分を教えてもらいながらここまできたことを忘れずに謙虚に新人教育していきたいですね。
大変なこともありますが、一緒に成長していきましょう。
それでは。
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